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readline のインストール

まず、ソースを展開し、展開したディレクトリに移動します。

> tar xzvf readline-4.2a.tar.gz
> cd readline-4.2a

次に、日本語パッチを当てます。

> gzip -dc < readline-4.2a-jpatch.20020208.gz | patch -p1 -s

次に、configure を実行します。インストール先のディレクトリはデフォルトで、/usr/local/lib です。これがいやな場合は、--prefix=/usr と言うオプションを付けて実行すると、インストール先のディレクトリを指定できます(この場合、/usr/lib の下にインストールされます)。まあ、好みの問題ですが。

> ./configure --prefix=/usr

次に、make をし、root ユーザでインストールします。

> make
> su
# make install
# exit

シェアードライブラリをインストールしたい場合は、これもコンパイルし、インストールします。

> make shared
> su
# make install-shared
# exit

また、readline が日本語を扱えるように、次の3行をユーザ(今回は、PostgreSQL を使用するユーザ)のホームディレクトリの下の、.inputrc ファイルに書いておく必要があります。もし、.inputrc ファイルがなければ、作成して、次の4行を書いておきましょう。

set convert-meta off
set meta-flag    on
set input-meta   on
set output-meta  on

これで終了です。readline は、PostgreSQL の psql ユーティリティのコマンドラインインターフェイスに使用されます。これをインストールしておくと、psql が非常に使いやすくなります。psql のコマンドラインにおいて、GNU の有名な Shell である、bash の様なコマンドライン編集機能を使うことができます(と、いうか、bash 自体も readline を使ってるし)。非常に豊富な編集機能を持っているので、一度、インストールされた info ファイルに目を通してみると良いでしょう。

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